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2011年5月22日 (日)

第七回情報デザインフォーラムに参加しました!

5月21日(土)、横浜ゲーテ座で行われた情報デザインフォーラムに参加しました。

「災害から身を守り、情報を伝え合うためのデザイン」

http://cottostreet.blog.so-net.ne.jp/2011-04-26

3年前に初めてこの集まりに参加したときもゲーテ座で、そのとき「横浜の地図をつくろう」というワークショップで、山手地区の坂道の地図を作ることにしたために、ゲーテ座と元町の間の坂道をいったりきたりしたしんどさを思い出す。

昨日は明らかに、3年前より体力なかった。いかんいかん。

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震災から2ヶ月あまり経過し、何が被災者の生死を分けたのか、証言や調査によって、徐々に明かされていく今日この頃、NHKスペシャルで、家の屋上に逃げて死にそうな目にあった生存者が「逃げない理由を考えてぐずぐずしてしまった。番組を見ている人に伝えたいことは、考えないでとにかく逃げてということ」と言っていたのを覚えている。

一方、「津波てんでんこ」というユーモラスな標語が浸透している沿岸部の、特に小中学生は津波=逃げるというふうに、考えずに本能的に高台へ移動し、難を逃れた。飼い犬に促されて高台へ逃げ延びた高齢者もいた。緊急時は、考えないほうがいいんじゃないか。

それで私はワークショップのメンバーに、何も考えず高台に逃げるようにするにはどうしたらいいかがポイントだと伝えた。メンバーの中には、津波警報の伝え方次第ではないかという人もいたが、警報は鳴っていたし、避難訓練もされていた。でも逃げなかったのは、考えてしまったからではないのか。

最終的にメンバーの合意をいただいて、「Don't Think」というポスターにさせてもらった。

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チームの結論

◆子供の素直さを利用する

子供は「津波てんでんこ」とシンプルな教訓を叩き込めば「なぜ」とか言わずに素直に逃げる。逃げる人間を見ると、他の人たちも逃げたくなるだろうし。

◆トップダウンも時には効果的

南三陸町で最後まで「逃げて」とアナウンスして被災した防災課の女性はかわいそうだったと思う。それでも逃げなかった住民がいたというのは驚き。もしあのとき、いつもの女性じゃなく町長がマイクを握ったらどうだったのか。エマージェンシー度が伝わったのではないかと(飛行機のアナウンスが機長からだということ聞く乗客みたいな・・)。

地域コミュニティがうすい都市部ほど、自治体が担うところは大きそうだ。

◆避難行動をゲーム化

街の運動会で例えば「借り物競争」のようなスタイルで、サイレンが鳴ったら高台へ走っていく競技を、オトナからコドモまで参加して楽しむ。災害時にサイレンが鳴って人がワサワサ動き始めると、なぜか高台に行きたくなるに違いない。

以下は、後で思いついたこと。

◆高台を楽しい場所にする

「100回警報が鳴っても99回は津波がこない」と被災者が言っていた。無駄足でもいいから高台に行けばいいじゃんと思う。子供なら、授業を中断して高台にいって、友達とわいわいするのはむしろ楽しい。

高台には御茶屋をつくる。

高台には見晴台をつくる。

もし津波が来なくても、友達にあって少しおしゃべりできる、そういう場所にする。

1000年伝承するのは並ではできないけど、風習にすることで残っていくかと思う。

なぜだかわからないけど、そういうことになってます。・・というやつです。

やってみての感想

予習は大事。

意外と予習していない人が多かったので、ステレオタイプなアウトプットもあった。

せっかくの3.11という事件を無視する手はないから、事実からスタートして考察を深めたほうが良いと思うのだ。

そういった意味では、原田先生の「わかるプロセスもデザインする」は、今回のテーマにはちょっと違うように思ったのです、すみません。なぜ逃げなきゃいけないのかなんて、考えさせちゃいけないのです。

中川憲三さんのピクトや街づくりデザインのお話は、それがあるといいから作るというスタンスで、誰でもまねできる手法ではないけど、大変参考になった。「町をきれいに」という横断幕のデザイン依頼があったとき、横断幕は街の景観を損なうからと断ったというエピソード、痛快だった。

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女川のご実家が被災されたというチューブグラフィックスの木村さんが終始一貫して、今回のワークショップの意義を説明してくださり、参加者のモチベーションに繋がったと思う。

関係者のみなさま、今回もありがとうございました。

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コメント

ワークショップおつかれさまでした。私の説明パートは時間不足でうまく意図が伝わらなかったようですね。(^-^;
残念です。またどこかでお目にかかったときに、続きの議論ができればと思います。

原田先生、コメントありがとうございます。
そして折角講演いただいたのにすみませんでした。

ワークショップの成果となるインフォグラフィックスは2種類あって、1つはあの場で参加者に説明するためのインフォグラフィックス、もう一つは実際に地域に掲示するためのインフォグラフィックスです。

プロセスを可視化して効果的なのは前者だと思うのですが、聴衆の中には、「これこれの理由があるから速やかに避難しなさい」っていうインフォグラフィックスを街角に掲示するようなイメージを抱いた人も少なくなかったのではないかなと思った次第です。

私が伝えたかったのは、「これこれの理由があるから速やかに避難しなさい」でも「とにかく逃げろ」でもなくて、「こうやったらこういうことがわかった」を伝える必要がある、ということでした。たぶん、これは今のところは私しか理解できてないみたいなので、誰にもわかるよう説明をデザインしてから出直します。

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